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アール・デコ様式で世界的評価の高い旧朝香宮邸その1

アール・デコ様式で世界的評価の高い旧朝香宮邸その1

3月25日~4月11日まで東京庭園美術館の旧朝香宮邸が一般公開されました。

この建物は1933年に竣工し、当時は奇抜でモダンな建築として高く評価されたとの事です。

今日では、アール・デコ様式の建築として世界的に評価されているそうです。

P1010020 歩いていく道には桜が満開に咲いておりました。

きれい!

ワクワク期待をしながら歩いて行きました。

P1010026 正門から木々の間を歩いてゆくと

突然外観が見えてきます。

東京都指定の有形文化財になっているとの事です。

基本設計は、宮内省内匠寮が担当されたとの事です。

P1000674

ここが入口です。

どんな内部空間が広がっているのか

楽しみです。

両側にいる獅子は、向かって右側は子供と左側は鞠を足で押さえている感じでした。

P1000680   入口正面に

ルネ・ラリックのガラス・レリーフが

出迎えてくれました。

そのガラスの

美しさに

・・・・・・

この大きさは、ラリックの作品中でもとても貴重な物のようです。

P1010006床のモザイク・タイルは自然石の細かいピースで構成されているそうです。

美しい

この上

歩いていいの?

P1010009 玄関左手の第一応接室です。

壁紙:スイス・サルブラ社製

扉や柱、巾木には楓ベニヤが使用されているとの事。

内匠寮工務課による長椅子と小椅子は

布を張り替えたため、オリジナルではないとの事です。

椅子の赤と壁のグリーンがおしゃれです。

他の宮家の來邸時、随行者他の待機する部屋だったそうです。

P1000683 大広間

壁面にはウォールナット材

天井には格子縁の中に40灯の半円形の照明

正面には左右アをーチに挟まれる形で15枚の鏡

床は本来寄木ですが

保護の為

カーペット敷きになっています。

P1000686

次室

大広間と大客間との間にあります。

有名な噴水塔(香水塔)です。

デザイン:アンリ・ラバン

製作:国立セーブル製陶所

プラチナが練りこまれた朱色の人造大理石壁面に、漆黒の柱の対比が日本的です。

床はモザイク・タイルはりです。

P1000691 小客間

壁紙:アンリ・ラバン直筆の絵が描かれております。

カンヴァスに書かれた油彩が送られてきて

壁面にはられたとの事です。

P1000716

大客室

当時の写真です。

今現在いろいろ展示されており

違った雰囲気です。

P1000750_2 大食堂

大客間と両面エッチング・ガラスの引戸で仕切られておりました。反対側の暖炉の上には

アンリ・ラパンの壁画があります。

P1000739壁画には

赤いパーゴラと泉が描かれています。

壁画の背景は、周囲に用いられた大理石と色調を合わせてあります。

ラパンが部屋全体の仕上がりを考慮しながら作業にあたられたようです。

ラパンをはじめフランス側がデザインしたインテリアは

壁面やガラス工芸品は、パリでせいせくした後に、日本に送られてきたそうです。

P1000762

喫煙室

竣工当初は和洋折衷のの空間だったようですが

昭和58年の改装で完全に改装され、当時の姿はありません。

今回は1階の紹介です。

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