国民公園として広く親しまれている新宿御苑は、既存温室の老朽化による設備の機能低下にともない、近年の社会的ニーズや利用変化にも対応できなくなってきているため、大温室の建替が進められていました。
出かけた日は、前日の雪で大月インター近くはまだ雪景色でした。
甲府の街では、雪は解けてなかったのですが。
この辺は、雪の量も多かったり、甲府よりずっと寒く感じました。
戸田建設の方からスライドを見せていただきながら、丁寧に説明していただきました。
総工事費 27億円
鉄骨代 5億(特殊な鉄骨が多いためt100万円との事)
ガラスカーテンウォール代 8億円
大温室は、やや右より真ん中上部に、ちょっと濃い葉っぱのような形のところです。
地図で見ると、小さく見えますが建築面積2,497.75㎡もあります。
高さ15.100m
説明をしていただきながら見学です。
大きくてカメラに入りません。
工事中で全体を撮影できません。
こちらは北側です。
植物の生えていた場所の岩の色をそれぞれ再現している偽岩です。
型にコンクリートと特殊な材料を入れて、触っても岩のような感触でした。
4種類あります。
屋根につけられる開口部部材です。
開閉方法は、油圧式シリンダーを用いるとの事でした。
天井付近の暑くなった空気を出すためです。
冬でもお天気の良い日は、排熱する必要が出てくるかも知れないとのことでした。
梁材は300x100の4面ボックス梁で構成されているそうです。
柱は南面及び温室内部を円形鋼管(φ318.5、φ232.0)北面を300x100の無垢材で構成されているそうです。
植物の為の温室ですからガラスは紫外線カットなどの加工のないものだそうです。
ガラス12mm+空気層12mm+ガラス12mmのペアガラスになっています。
足場の量がすごい
大空間の内部も全体が見渡せないほど足場がたくさんありました。
現場の清掃が行き届いておりました。
見学者の為に、屋根を上から見られるように足場で見学スペースが出来ておりました。
シェル構造の屋根は、すべて角度が違うとの事でした。
技術者も一定の検査を合格した人達しか現場に入れないとの事です。
開口部が付く屋根部分です。
屋根面付近には、一面作業用の足場板が敷き詰められておりました。
静かに工事が進んでいる状況でした。
皆さんおそろいのヘルメットと上着を羽織っております。
大都会の真ん中にあるんだと改めて思わされます。
新宿御苑はビルに取り囲まれているんですよね~
日本で最も古い、ガラスを用いた洋風温室の基礎の遺構だそうです。
レンガで出来ていた?
オープン後は、展示さるるそうです。
こんなイメージの場所に
たくさんの植物があるとイメージしてください。
工事は今年度末を予定されているそうなので、来年春ごろには見学できると思います。
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