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アール・デコ様式で世界的評価の高い旧浅香宮邸その3

   P1000897

妃殿下居間

壁はやはり以前のものとは違うので雰囲気はずいぶん違っています。

照明器具がとても素敵でした。

P1000923_2 2階から3階のサンルームにいく階段です。

これは主に家族用に使われていた第2階段です。

でも 重厚なつくりになっています。

階段の裏側が階段状に造られており、白く塗装されているので軽い感じの仕上がりになっています。

手すりの中の飾りも趣きがあるものでした。

現在 保存の為に赤いジュータンが敷かれていますが、もともとは無しで使われていたようです。

P1000926上記の階段を上ったところから、踊り場を見ました。

窓の縦のラインがおしゃれな感じがでています。

カーテンも無いので、明るい階段でした。

第一階段ほど広くは無いのですが、家族4人には十分な広さの階段でした。

踊り場部分の中間にも階段があるのにちょっとびっくり!!

ちょっと

???って感じの階段です。

P1000939 3階サンルームです。

白黒の中に赤いいすが、とってもモダンでおしゃれです。

2階のベランダとおなじく、白黒の大理石を交互に配してあります。

マルセル・ブロイヤーのパイプいすは殿下が買い求められた物だそうです。

P1000941 サンルーム

入口ドアは

今見ても

おしゃれな感じですので

竣工当時の日本では

考えられないような

カルチャーショックを

与える建物だったと思います。

P1000953 小食堂

宮家が日常的に使用していた食堂だそうです。

壁は真壁・床は寄木になっており和洋折衷型の部屋でした。

シャンデリアも豪華です。

P1000967_21階南テラス

大食堂と小食堂の間に出入り口があります。

とっても広く、建物側には長いベンチが続いています。

ここで何していたのかな?

山梨県立博物館~チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展 大帝国を築いた英雄たちの華麗なる遺産

山梨県民でありながら、山梨県立博物館ってどこ?

いつできたの?

県民へのアピール度低すぎ!!

TVコマーシャルで『モンゴルの至宝展』のCM流れていても行く気にもなりませんでしたが、たまたま招待券を頂き行ってきました。

行ってびっくり!!

あなどってはいけない!!

大した事無いだろうと思い、常設展の券も買い中に入りました。

入っていくと、案内の人が子供の日という事で、『今日は柏餅つくりをやっているので、まずはそちらからどうぞ。』

草もちを丸めて、小判型に広げ、あんこを入れて、柏の葉で巻く。外デッキで食す。

その後、モンゴル字で名前を書いてくれるコーナーで、モンゴル習字をしたり、骨占いをやったりして楽しみました。

開館5周年記念のモンゴルの至宝展に入る手前に、何故だか十二単を着てみるコーナーがあり連れ二人が着てみる。

着物よりぐるぐる巻きの帯が無いので窮屈さは無いようでしたが、総重量5kg以上の重さに、着てみた二人は『重~い』・『背が縮む~』

昔の人は、体力あったの?

いよいよ、モンゴル至宝展。まず最初に二人用ゲルが展示されておりました。中に入っても結構広い。『調理はどうしていたの?』の質問にモンゴル人らしき人が、日本語で『真ん中にかまどがあり煙突で排気していた。』との説明を受けました。

でも説明する機械は500円も取るので、誰も借りている人がいなかった。

無料にすべきだと思います。

いろいろ展示されており見ごたえありました。

是非 多くの方に見て頂きたいと思いました。

結構歩くので、疲れました。

その後、常設展の山梨についてのコーナーを見て回りましたが、欲張りすぎて疲労困憊でした。

外部には芝生が敷き詰められており、小さな子供を歩かせたりするには、とてもよい場所です。

おにぎりと水筒持って、お金をかけずに一日中遊ばせる事ができます。ただし 遊具は有りませんが!

『結構 ここって穴場じゃな~い』と皆で言いました。

アール・デコ様式で世界的評価の高い旧朝香宮邸その2

今回は2階の一部です。

P1000776 1階から2階広間に登る階段です。

内部の保護のためか、

有名な照明器具2点が見えるようにか、

日中でもカーテンが閉められておりました。

う~ん

重厚な感じがする。

階段の手すり部分も素晴らしいのですが

フラッシュ禁止のため写りません。

P10007852階広間です。

ギャラリーのようになっており

アール・デコのポスター等

飾られておりました。

P1000791 若宮の寝室

だったところです。

竣工当時の壁紙は

スイス・サルブラ社製の(製品名テッコー)が貼られていたようですが

、美術館としての改修工事の時に、つまらない不燃性の壁紙に貼り替えられてしまったようです。

壁紙が変わった事で、部屋の雰囲気も一気に変わったと思います。

P1000806 若宮合いの間

壁は漆喰

でも 見学者がさわって落ちるので

今では

ガラスで保護しています。

部屋の雰囲気

ガラスで、ずいぶん違っているんだろうな~

P1000834若宮居間

照明器具がいいですね~

壁は、残念ながら不燃壁紙に

貼り替えられており

当時のイメージとは違っています。

床のジュータンも不燃性になっているようです。

竣工当時のまま見ることが出来ないのは

とても残念です。

P1000839

書庫です。

壁の両側

作り付けの本棚になっています。

さりげない照明器具

しかし天井部分に趣をこらしており

6角の★のモチーフが雰囲気いい!

P1000848_2 殿下居間

高さのあるヴォールト天井

シトロニエ材の付け柱

壁面には、サンプラ社製の壁布が

貼られていたようですが

現在 不燃材が貼られています。

当時の、壁紙は柄が大胆ですばらしい物だったようです。

P1000854 殿下書斎

隅に取り付けられた飾り棚

ドーム型天井により

円形のプランに仕上げられてます。

ラバンデザインのいす・テーブルがあります。

P1000862_2 殿下寝室

この部屋も

壁紙が竣工当時の物とは

違った、不燃性のものが貼られて

おりました。

部屋の雰囲気

ずいぶん変わっている事と

残念です。

P1000863

第一浴室

殿下と妃殿下の部屋の間にあります。

現在でも

とても洗練されている感じです。

外部にはベランダがあり

窓からは、広大な庭を見ることができます。

77年前の物には見えないデザインです。

P10008862階ベランダです。

南面に面していて、日当たりが良いようです。

とてもモダンなデザインの床は

白・黒のイタリア産の大理石との事です。

鋭角的な照明器具もいいですね~

右手の外部とのサッシは

当時のものではないようです。

という事で、今回はここまでです。

山梨県インテリアコーディネーター協会の第1回スキルアップセミナー開催される

4月21日に山梨県インテリアコーディネーター協会の、第1回スキルアップセミナーが開催されました。

場所は、『木の国サイト』でした。

第1部では、家具に詳しい会員の昌子氏に家具に使用される木はどんな物があるのか。気を付ける注意点など詳しく説明して頂きました。

第2部では、県内のインテリア素材にはどんな物があるのか?

という事で

『西島和紙の里』から講師に来ていただき、県内で化学物質無添加和紙を開発されたご苦労や、今も研究されている事などお聞きしました。

それと共に、紙の材料であるコウゾウ・ミツマタなどの材料を生産してくれる方を増やしていかれたいなど、地域の産業にまで関するスケールの大きなお話でした。

また 毎年12月に行われる材料を取ってきて紙ができるまでの体験セミナーは、皆さん楽しみにされて東京からも多くの方が訪れてくれるなどのお話を聞きましたが、その情報、県内の人間の方が、知らない人多いよな~と思いました。

その後、ヤマナカ産業の社長と従業員の方から、県産材のお話や実物を見せてもらい、県産材モデルハウスや丸太の見学を行いました。

参加者には実際に物に触れて勉強できる良い機会でした。

耳寄り情報ですが、㈱トミタ様から来年3月に高級紙クロスの講習があります。

内容は、実際に職人さんに来てきてもらい、貼り方のコツや気を付ける点など詳しく説明してくださるとの事です。

今 全国展開されているとの事ですので、楽しみです。

来月には、県内にある金物の国産メーカー見学があります。

山梨県インテリアコーディネーター協会に入会希望の方は、ホームページhttp//www.yamanashi-org/をご覧ください。

アール・デコ様式で世界的評価の高い旧朝香宮邸その1

3月25日~4月11日まで東京庭園美術館の旧朝香宮邸が一般公開されました。

この建物は1933年に竣工し、当時は奇抜でモダンな建築として高く評価されたとの事です。

今日では、アール・デコ様式の建築として世界的に評価されているそうです。

P1010020 歩いていく道には桜が満開に咲いておりました。

きれい!

ワクワク期待をしながら歩いて行きました。

P1010026 正門から木々の間を歩いてゆくと

突然外観が見えてきます。

東京都指定の有形文化財になっているとの事です。

基本設計は、宮内省内匠寮が担当されたとの事です。

P1000674

ここが入口です。

どんな内部空間が広がっているのか

楽しみです。

両側にいる獅子は、向かって右側は子供と左側は鞠を足で押さえている感じでした。

P1000680   入口正面に

ルネ・ラリックのガラス・レリーフが

出迎えてくれました。

そのガラスの

美しさに

・・・・・・

この大きさは、ラリックの作品中でもとても貴重な物のようです。

P1010006床のモザイク・タイルは自然石の細かいピースで構成されているそうです。

美しい

この上

歩いていいの?

P1010009 玄関左手の第一応接室です。

壁紙:スイス・サルブラ社製

扉や柱、巾木には楓ベニヤが使用されているとの事。

内匠寮工務課による長椅子と小椅子は

布を張り替えたため、オリジナルではないとの事です。

椅子の赤と壁のグリーンがおしゃれです。

他の宮家の來邸時、随行者他の待機する部屋だったそうです。

P1000683 大広間

壁面にはウォールナット材

天井には格子縁の中に40灯の半円形の照明

正面には左右アをーチに挟まれる形で15枚の鏡

床は本来寄木ですが

保護の為

カーペット敷きになっています。

P1000686

次室

大広間と大客間との間にあります。

有名な噴水塔(香水塔)です。

デザイン:アンリ・ラバン

製作:国立セーブル製陶所

プラチナが練りこまれた朱色の人造大理石壁面に、漆黒の柱の対比が日本的です。

床はモザイク・タイルはりです。

P1000691 小客間

壁紙:アンリ・ラバン直筆の絵が描かれております。

カンヴァスに書かれた油彩が送られてきて

壁面にはられたとの事です。

P1000716

大客室

当時の写真です。

今現在いろいろ展示されており

違った雰囲気です。

P1000750_2 大食堂

大客間と両面エッチング・ガラスの引戸で仕切られておりました。反対側の暖炉の上には

アンリ・ラパンの壁画があります。

P1000739壁画には

赤いパーゴラと泉が描かれています。

壁画の背景は、周囲に用いられた大理石と色調を合わせてあります。

ラパンが部屋全体の仕上がりを考慮しながら作業にあたられたようです。

ラパンをはじめフランス側がデザインしたインテリアは

壁面やガラス工芸品は、パリでせいせくした後に、日本に送られてきたそうです。

P1000762

喫煙室

竣工当初は和洋折衷のの空間だったようですが

昭和58年の改装で完全に改装され、当時の姿はありません。

今回は1階の紹介です。